10月です

すっかり涼しくなりましたね。
さて今月のままさんイラストは?



d0144618_2153313.jpg



NISSAN(DATSUN・ダッツン^^) FAIRLADY Zですね!




オーバーフェンダーですから240Z?でしょうか・・・
フロントスポイラーが「今」っぽいですね。

Gノーズの無いカナダ仕様の240も有りましたね(詳しいでしょ^^)ゞ





さて・・・(笑)


長文です・・・・

所帯を持つ前の数年間をHONDA1300クーペと過ごした。
黄色いクーペは貧しい二人の移動手段となりアチコチへ出かけた。
端(はな)から4ドアセダン等に興味のない運転係りは空冷2ドアクーペを気に入っていた。
全く効かないと断言してもよいヒーターは冬のドライブには膝掛けと防寒具を忘れない事が
必須だった。
空冷、ドライサンプ、四連のCVキャブ、長いアームを持つリアサスペンション、メータ-類は
ドライバーの方に向けられ戦闘機のコクピットに居るような感覚だった。
事実、その排気音は1300ccに似合わず咆哮と表現しても良い程だった。

そんな運転係は所帯を持つ一年前、フェアレディZに魅せられた。
町の中古車展示場の特等席に載せられ夕日に照らされ輝くルーフはクーペ好きのハートを
ガッチリと掴んでしまったのだ。
d0144618_2155758.jpg

d0144618_2161874.jpg

d0144618_2162836.jpg

d0144618_2163951.jpg


運転係を雇っている御婦人は貯めていた貯金を茶封筒に入れそっと卓袱台の上に置いた。
所帯を持つのに必要なお金は中古のZ-Lの頭金と消えたのだ。
マルーンに再塗装されたボディは一見綺麗だが
エンジンフード後端のバッテリーアクセス用リッドは内部から腐蝕が始まっていた。
リアハッチ右下部に貼り付けられる特徴的なFairLady-Zの斜体の掛かったプラックも欠品だった。
大胆にも運転係りはフロントフェンダーの同じロゴをカーボン紙でコピーしアルミ製の
カッティングシートをアートナイフで切り抜き新規作成までしてしまった。
それだけ想いが強かったのだろう。

L20と呼ばれる昭和46年式の六気筒SOHCは未対策の為か軽い吹け上がりだ。
後に続くNAPSエンジンとは趣を異にしている。
HONDA1300クーペと印象を同じくするコクピットはより深いメーターフードの形状だ。
小さな時計はストップウォッチ機能を保有し、コンソールボックスにはチョークレバーと
スロットルレバーが並ぶ。
ステアリングは細身のウッドが標準装備。
SUツインキャブは油面を制御するオイルが変色していたので交換した。
腐っても6発だ。
縦に配置されるデュアルマフラーパイプからは琲圧の高い元気な排気がブチブチブチ・・・という音を発していた。

ロングノーズ・ショートデッキのスタイルはTOYOTA2000GTに似るフォルムは
スポーツカーの定石通りだが、ワイルドさと言う意味ではコチラの方が濃いだろう。
当時は立ち気味のフロントウィンドゥが流麗さを削いでいるとの印象もあったが、
今はソレさえもロングノーズの消化方法としては適切だったのではと、思う。

大事なヒトの貯金を捻出してまで手に入れたZだったが、一年半後に手放すコトになる。
直進性には定評があると言われているZだが、ウチのは違った。
納車時に新品のダンロップSPスポーツ175/70-14(鉄チンにこのサイズが当時の標準)
だったが一年も過ぎた頃、段減りが目立つようになり右側にステアリングが取られる症状が出てきた。
行き付けの修理工場Wさんの言葉・・・・
「bサン、コレ事故車だべ・・・」
「!」
「何処の中古車屋?」
「●●カー・・・」
「あ~ぁ、アソコはあまりイイ噂を聞かないンだょ~」
確かにタイヤローテーションをする時にガレージジャッキで上げた時にサイドシルの凸凹は
目立っていた。
格好ばかりに目に行って基本的な部分をチェックするのを後回しにしてしまったのだ。
忙しいWサンに同行してもらうのを躊躇(ためら)ってたのも後の祭りだ。
結局、ZはWサンのお世話で決して高額とは言えない値段で同業者さんの所に部品取り車として
引き取られて行った。
一言、文句でも言ってやろうかと鼻息荒く●●カーに出向いたが、
砂利の敷かれた展示場には、あらかたのクルマ達は消え去り、
エアの抜けたタイヤを履かされたカローラバンが取り残され入り口には
「しばらく休業します」の張り紙が風に揺れていた。
ホッと安心感が心の片隅に滲んできた小市民。


それからの運転係は雇用主たる御夫人に頭が上がらない人生を歩むことになる。
その後、フェアレディZに替わってウチの所帯にやって来たのはHONDA-Zだ。
このハナシをすると殆んどの人が「ウソでしょう!(笑)」
受け狙いと誤解されるが事実なのだからしょうがない。

ともあれフェアレディZは今でも大好きなクルマであることには変わらない。
そんな大昔のコトを思い出させて頂いたままさんに感謝!
d0144618_217319.jpg

d0144618_2171624.jpg

d0144618_2172922.jpg

[PR]

by boxycat | 2011-10-01 21:12 | ミニカー